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Channel: ベルリン 発掘の散歩術
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Sバーン博物館でノスタルジーに浸る

グリープニッツゼー駅に面したS バーン博物館...

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70年目の「解放」の日、ドイツ・ロシア博物館にて

5月8日の終戦記念日の夜、ベルリン東側の郊外リヒテンベルク区にあるドイツ・ロシア博物館を目指した。ドイツ鉄道(DB)のストライキのため、通常の最寄り駅であるS バーンのカールスホルスト駅を避け、地下鉄のティーア・パーク駅から運良く最終バスに乗ることができた。人気のない静かな住宅街を走ること約10分、バスは突然雑踏の中に紛れ込んだ。...

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番外編:ブランデンブルク州 『リベックじいさんのなしの木』の村を訪ねて

「ハーフェルラントのリベック村のおじいさんの話、知ってる?」と知人のおばさんが一緒にお茶を飲んでいるときに言った。ドイツの国民的な作家テオドール・フォンターネ(1819〜98)が書いた、ドイツではよく知られた物語詩だそうだ。ドイツ語の「ヘア・フォン・リベック・アウフ・リベック・イム・ハーフェルラント」というリズミカルな題名が印象に残ったものの、どんな内容かも知らないまま、6月のある日、詩の舞台となっ...

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バイエルン広場の隣人たち

「あなたもここに住んでいたのですか!」。思わず本人にそう声をかけたい気分に駆られた。...

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番外編:ブランデンブルク州 彫刻家 大黒貴之さんと巡るハーフェルラント

ベルリン動物園駅からREに乗って西へ約30分、電車はパウリーネンアウエという小さな無人駅に到着した。ベルリンとハンブルクを結ぶ幹線上にある駅だが、途中下車をしたのは初めてだった。煉瓦造りの堂々たる駅舎に比して、駅周辺は静けさに包まれている。ホームの向こう側に立つ日本人彫刻家の大黒貴之さんが、私の姿を見つけると手を振ってくれた。...

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ベルリンマラソンのススメ

9月27日、朝9時前にテレビを付けると、秋晴れに輝く戦勝記念塔の女神像の向こう側の様子が映し出された。ティアガルテンの森でスタートを待つ膨大な数のランナーの姿からは、大きなお祭りが始まる前の楽しくも高揚した雰囲気が伝わってくる。9時ちょうど、ミヒャエル・ミュラー市長の号砲により、第42回ベルリンマラソンの幕が切って落とされた。 秋晴れに恵まれた第42回ベルリンマラソン...

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オーケストラのど真ん中で

コンサートホールの客席で一流のオーケストラの響きに酔いしれながら、音楽好きの方はこんなことを夢想したことがないだろうか。「舞台の上、例えばコンサートマスターの横で、あるいはソロ・オーボエ奏者の横に座って聴いたら、どんな風景が見え、どんな音が聞こえるのだろうか?」と。...

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ベルリンの難民をめぐる話 ① ― ユグノー教徒たち ―

難民の問題を報じるドイツの新聞記事を読んでいると、現在起きていることだけでなく、かつてこの国に押し寄せて来た難民の歴史的経緯を取り上げた記事に出会うことがある。背景や規模はそれぞれ違うにせよ、地続きの欧州の人々にとって、日本人の私が思う以上に難民は生活の身近なところにいた。その足跡を辿ってみたくなった。...

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ベルリンの難民をめぐって ② ― ボヘミアの新教徒たち ―

地下鉄U7のカール・マルクス通り駅で降り、喧噪に包まれた大通りから一歩横に入る。5分も歩くと、軒を連ねる建物は背丈が低くなり、牧歌的な空気が流れる。...

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ベルリン動物園 子供たちの笑顔の向こうに

昨年初頭、息子が誕生して少し経ってからベルリン動物園の年間カードを購入した。年間カードにもいくつか種類があるが、子供が満1歳の誕生日の翌月末まで有効なBabyCard XLは、赤ん坊と両親の分の入場料を含め35...

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ケーテ・コルヴィッツと戦争体験

西側の繁華街、クーダムから一歩入ったファザーネン通りにあるケーテ・コルヴィッツ美術館がこの春オープンから30周年を迎える。1月末に行われた記念行事に足を運ぶと、そこは和やかな雰囲気に包まれていた。...

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東ドイツの日常に触れるミュージアム

「なんだか別の街に来たみたい」と妻がコルヴィッツ広場近くの通りを歩きながら若干興奮した口調で言う。無理もない。同じベルリンの冬空の下でも、私たちが普段住む西側のエリアよりも数段こちらの方がカラフルに見える。戦前の古いアパートが色とりどりの装いを見せているだけでなく、思わず入ってみたくなるようなショップが数メートルごとに並び、何より子連れの人の割合が高い。子供たちが密集しながらにぎやかに遊ぶ公園の横で...

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春のベルリン・ハーフマラソン

昨年9月、日本からやって来た弟がベルリン・マラソンを完走したのに感化された私は、その半年後のハーフマラソンの参加を申し込んだ。正直なところ、「とりあえず」申し込んでみたという感じだった。それまで10キロとまとまって走ったことがないし、時々思い立ったようにジョギングを始めても継続できた試しがない。そうこうしているうちに訪れたベルリンの長い冬……。村上春樹さんが言うように、「走り続けるための理由はほんの...

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リクシャでめぐる初夏のティーアガルテン

数年前、私がベルリンに来てからずっとお世話になっているドイツ人の知人からリクシャの招待券をいただいた。リクシャとは自転車タクシーのことで、実は日本語の力車に由来する言葉。知人の息子がリクシャのツアーのガイドをやっていたのだった。嬉しかったが、「よく知っているベルリンの観光地をいまさら自転車で回らなくても」という思いがどこかであり、時間ばかりが経っていた。...

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公共フェリーに乗ってアルト・クラドウへ

ベルリンの西の郊外ヴァンゼー駅に降り立つと、すぐ目の前にヴァンゼーの湖が広がる。中心部のツォー駅からSバーンで20分ほど揺られて来ただけなのに、避暑地に来たようなすがすがしさを感じる。今日はここからフェリーに乗って対岸のクラドウに行く。 ベルリン交通局(BVG)が運営する乗り物といえば、黄色いバスや地下鉄、S...

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ミュッゲルトゥルムの展望台へ

ベルリンの広域図を見ると、3つの大きな湖が目に付く。前回ご紹介した西のヴァンゼー、北のテーゲラーゼー、そして東のミュッゲルゼーだ。西側に住んでいる私は、どうしても行動範囲が西に限られる傾向があるが、たまには東の郊外にも足を延ばしてみたい。そこで、少し前に知人から紹介されたミュッゲルゼーの南の山上にあるミュッゲルトゥルムという塔に上ってみようと思い立った。HP...

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「安楽死」殺人の記念碑で 考える人間の命

光を浴びて輝くベルリン・フィルハーモニーのジグザグの屋根に向かって、透明の青いガラスの壁が伸びている。その横には様々な歴史的情報や写真が掲載されたプレートが設置され、コンサートのオフ・シーズンにもかかわらず、旅行者や地元の人が頻繁に訪れては説明に見入っている。青いガラスと情報プレートの間のスペースでは若者数人がスケートボードに興じていた。日曜夕方ののどかな光景……。...

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番外編:ブランデンブルク州 市制800年 ラーテノウを歩く

ブランデンブルク州にあるラーテノウという街は、時々見かける赤いレギオナル・エクスプレスの終着駅というイメージぐらいしか持っていなかった。この夏、ラーテノウに住む彫刻家の大黒貴之さん(当連載の第62回 /...

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アレッポ商人の応接間に 笑みが戻る日は

ペルガモン博物館2階のイスラム美術の展示はこの部屋から始まる。背の低い入口から入ると、T字型の部屋の9面の壁に隙間なく描き込まれた赤地の装飾に目を奪われた。次々とやって来る世界中からの客人も、イヤホンガイドを聞きながら、静かに感嘆の声を上げている。 ペルガモン博物館の中にある「アレッポの部屋」 通称「アレッポの部屋」。1601...

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不寛容の行き着く先にあるもの ― ナチスの恐怖政治の原点を訪ねて ―

ベルリンにある鉄道ターミナルの一つ、ズュートクロイツ駅のホームに立つと、青いイケアの買い物袋を持った人の姿によく出会う。この近くに大型家庭用品の店がいくつも並んでいるからだ。いつもは自分たちも通る買い物客の流れから外れて、今回は出口から反対側の道を行く。...

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